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20250627&28 第2回オープンダイアローグ勉強会を開催しました

この記事を書いた人
ころたん

統合失調症当事者、また支援者的な立場でも活動中。
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オープンダイアローグ(Open Dialogue)は、対話を通じて人の回復を支える独自のアプローチです。専門家が「指導する」のではなく、「聴く」姿勢を大切にし、当事者やその家族、支援者が一緒になって対話の場を創っていきます。

「すきゾ!オープンダイアローグ勉強会」は、この実践を深く学び、体験的に理解していくことを目的に始まった自主的な学びの場です。
精神的な困難を抱える当事者やその家族、支援者、が集い、オープンダイアローグの考え方や実践にふれることで、それぞれの現場や日常に活かせる「対話の力」を育んでいこうとしています。

今回は対話の原則12か条をテーマとした講義が行われ、さらにヤーッコ・セイックラ(Jaakko Seikkula)氏の最新著書『Why Dialogue Does Cure: Explaining What Makes Dialogue Unprecedentedly Effective in Difficult Crises』(2025年刊)の内容も紹介されました。この本では、オープンダイアローグの核心となる実践がわかりやすく解説されており、「なぜ対話が困難な危機状況において回復をもたらすのか」が丁寧に論じられているようです。

トーキングサークルで「聴くこと」を体験

講義のあと、Zoomのブレイクアウトルームを活用して5人前後に分かれ、トーキングサークルというワークを行いました。これは、順番に「いま心に浮かんでいること」を語り、周りの人はただ「聴く」ことに専念するというものです。

これは言葉を交わし合う対話とは異なり、思わず言葉を重ねたくなる衝動と向き合う場でもありました。その中で、「話さないで聴く」ということの意味と難しさを、参加者それぞれが実感されたように感じます。
実際、「聴ききる」というシンプルな営みが、対話の第一歩であることを改めて体験できた時間でもありました。

学びのポイントまとめ

  • 対話の原則12か条を通じて、オープンダイアローグの基本に立ち返ることができた
  • 『Why Dialogue Does Cure』の紹介により、実践と理論のつながりを深く理解できた
  • トーキングサークルでは、「聴くこと」の実践とその奥深さを体感できた

次回は「リフレクティング」がテーマです

次回も「講義+ワーク」の構成での実施を予定しています。テーマはリフレクティング(reflecting)
相手の語りに耳を傾けたあと、自分のなかに生まれた感覚や印象をそのまま返すという実践で、オープンダイアローグにおける共感と協働の鍵となる要素です。どのような学びが生まれるのか、今からとても楽しみです。

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